安倍晋三日本国総理大臣の招待を受け、グエン・フー・チョン・ベトナム共産党中央執行委員会書記長は、2015年9月15日から18日まで日本を公式訪問しました。これは、ベトナムの最高指導者として6年ぶりの日本訪問であります。日本滞在中、グエン・フー・チョン書記長は、天皇陛下にご会見するほか、安倍晋三総理大臣との首脳会談を行い、安倍晋三総理大臣主催晩餐会に参加し、参議院議長、衆議院議長と会見し、日本の各政党、各界と財界の指導者と面会しました。その他に、グエン・フー・チョン書記長は、神奈川県を訪問し、「ベトナム・フェスタ・イン・神奈川」オープニングセレモニーに出席しました。

    グエン・フー・チョン書記長は、安倍晋三総理大臣と、様々な協力覚書と合意文書の署名式の立会をし、ベトナム日本関係の共同ビジョンに関する共同声明を発出し、アジアの平和と繁栄のための広範な戦略的パートーなーシップを包括的に促進し、更に深化させていくことで一致しました。

    グエン・フー・チョン書記長の今次訪日を通じ、両首脳は、両国の政治的信頼の更なる深化、経済発展戦略の連結、生産能力の連結、人材の連結、三本の柱を中心に両国経済の連結性強化、政治、安全保障、国防の協力関係と様々な分野における協力の強化、地域と国際の場における共通の関心問題に関する緊密な協力関係の継続で合意しました。

    訪日中、グエン・フー・チョン書記長は、総理経験者、国会議員、政界と財界の指導者を含む、約500名の日本の各界の代表の前で、両国関係の発展ビジョンについて講演し、今後の両国関係の発展方向性を「信頼強化、経済連結、協力拡大、持続的発展、未来志向」に示唆しました。