3月20日の朝、在京ベトナム大使館にて、ファン・バン・カイ政治局員、元首相の追悼式が行われた。グェン・クオック・クオン大使をはじめ、大使館職員が参列した。弔問記帳簿の中で、クオン大使は「カイ元政治局員、ベトナム社会主義共和国元首相の死に深く哀悼の意を表します。70年以上におよぶ革命人生において、カイ氏はベトナム共産党と民族の革命運動のために大いに貢献し、共に戦いを乗り越えた同志、国内の同胞たちに敬愛されてきました。さまざまな役職において、カイ氏はドイモイの展開とグローバル化を目標とする政府の方針を堅持、推進してまいりました。」と悲しみを表した。
駐日ベトナム大使館の職員達はカイ氏に追悼の意を表すると共に、焼香を行い、心からご冥福をお祈りしました。
同日、多くの自治体、団体、友好協会、企業等の代表者、またベトナムと親しみのある多くの弔問者、中には、民間外交推進協会(FEC)、ベトナム教協会(JVA)、宮城県日本ベトナム交流協会、杉良太郎日本ベトナム特別大使、湯下博之元駐ベトナム日本大使などがベトナム大使館を訪れ、弔問記帳簿にお言葉を寄せた。日本国外務省からは中根一幸外務副大臣が外務省代表団と共に訪れ、記帳した。
その他、ラオス、カンボジア、ミヤンマー、チリ、セネガール、ウクライナ―、オマーン等の駐日外国公館の大使、代表者も訪れた。ヴィロード・スンダーラーラオス大使から「ファン・バン・カイ元政治局員、ベトナム社会主義共和国元首相の死を知り、とても悲しみました。カイ氏の突然の御逝去はベトナム政府、そしてベトナム国民にとって、大きな痛みであります。ラオス政府と国民を代表して、ベトナム政府と国民の皆様の胸中に思いをいたし、偉大な存在として敬愛されてきたカイ氏が亡くなられたことに哀悼の意をあらわします。」と述べた。
ファン・バン・カイ氏の追悼式は3月20日から22日の間、駐日ベトナム大使館において行われた。
日本のメデイアは「1997年から2006年までベトナムの首相を務めファン・バン・カイ氏が逝去」と題し、時事通信ハノイ事務所のニュースを紹介した。ファン・バン・カイ氏について、「強い改革の精神と統合の決意を持ったリーダー」、また「2005年にはじめて米国を訪問したベトナム首相」と評価した。日本とのつながりについて、小泉純一郎元首相の時代にベトナム-日本投資協定を署名した人物として紹介され、また、ベトナムの投資環境の改善に寄与するベトナム-日本共同イニシアテイブの展開を決めた人でもある。日本共産党中央委員会の発行する日刊機関紙赤旗はカイ氏が2001年6月に日本を訪れ、当時共産党の不破会長との会談を紹介した。
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