2017年2月16日から18日、グェン・クオック・クオン大使は安倍首相、岸田外務大臣の故郷である山口県と広島県を公式訪問。
山口県では、村岡知事及び弘中副知事と面談。県側としてベトナムの地方、とりわけビンズォン省との交流を重視している。現在、 県内企業にはキェンザン省での環境改善、水産業インフラ整備事業等への投資を勧めている。
山口大学を訪問した際には、学長と先生方、そして博士、修士課程のベトナム人学生等とも意見を交わし、留学生達が日本で学んだ知識を生かして将来ベトナムの発展に寄与することを期待している。
水産練製品製造フジミツ(株)では、ベトナム人研修生達と交流。雇用者側からもその勤勉や熱心、明るい性格を高く評価されている。これからも引き続き工場でベトナム人の研修生を受け入れたいという。
また、世界遺産である「松下村塾」を訪問。ここは、次代を創る子どもたちの『志』を育てるため、山口県が誇る先人たちのチャレンジ精神を世代を越えて共に学ぶ場として知られている。
広島県では、湯崎知事及び宇田県議会議長と面談。広島県は以前からベトナムと関係を持ち、近年、より活発に展開されてきた。日本の都道府県の中でベトナムと友好協会や文化経済交流会等が最も多い県である。湯崎知事は今後ともベトナムの地方との連携を促進していく、特にメコンデルタの養殖エビ地域の水質、汚染水の改善に力を入れる方針である。現在、すでにハーナム省と協定を結び、南部ではホーチーミン市、カントー省、ソックチャン省等を中心に県内企業による視察団も頻繁に行われている。
また、原爆死没者慰霊碑に献花し、日本三景「安芸の宮島」として知られている嚴島神社を訪れた。その他に、広島-ベトナム協会、広島-ベトナム文化経済交流協会、県内企業等と交流し、意見交換した。
岸田外務大臣から来県歓迎の御手紙や大使の活動に代表者を同行させた。岸田大臣はクオン大使がこれま日本の30県をも訪問し、二国間関係をはじめ、地方連携の促進に励んでくれたことを高く評価した。
山口県は人口約140万人、GDP約600億USD、漁業の他、鉱石、化学、石油、石炭、セメントを中心とする重工業の開発が強み。また、広島県は人口約284万人、GDP約1200億USD、主な産業は製造業、中国地方5県を代表する。
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