ベトナムの世界遺産

 

ハロン湾

位置:ハロン湾はクアンニン省ハロン市に位置し、ハノイから180キロ離れている。

ハロン湾は1994年に審美的価値から、2004年に地実、地形的価値で世界文化遺産としてユネスコにより認定された。ハロン市、カンファ町、そしてバンドン郡の一部まで広がる面積1553平方キロメートル湾内には大岩からなる小島が総計1969あり、それらは2.5~2.8億年前に形成されたといわれる。湾中部にある島々が波のうねりのように点在し、防波堤の役割を果たし、湾内の穏やかさを保っている。これらは、壮大で美しい自然の彫刻作品とも評価される。島々はその形から「人の頭」や「箸」、「香炉」、「鶏のつがい」、「竜の頭」などの名がつけられており、より生き生きと、そして人々にとって身近な存在となっている。

島内にある洞窟は親密的な美しさに満ちており、キラキラと輝く石壁、鍾乳石、石柱などには、遠い昔の時代の地方や暮らしに関する伝説、昔話も秘められている。有名な洞窟は、ダウゴー、スンソット、チンヌー、チョン、ティエンクン、タムクンなどである。

ハロン湾は熱帯の森、マングローブ林、珊瑚群など、独自の生態系、動植物系の集まった場所でもある。

フォンニャ・ケーバン国立公園(Phong Nha Ke Bang)

位置:ケーバン石灰岩山地に位置し、クアンビン省ドンホイ町から西北へ50キロ離れている。

フォンニャ・ケーバン国立公園に位置するフォンニャ洞窟は、2003年に世界自然遺産としてユネスコにより認定された。総面積85,754ヘクタールのフォンニャ・ケーバン国立公園は、クアンビン省ボチャック郡とミンホア郡に広がり、原始熱帯林や拡大で親密な洞窟がある。これはアジアで最も古い石灰岩山地の一部で、4億年前に形成された。

フォンニャ・ケーバンの森林の自然資源は豊富かつ多様性に富み、ベトナムのレッドブックに掲載された世界的にも保護が不可欠な動植物が数多く生息してる。

フォンニャ洞窟には、ナムアキという川が地下に流れているが、この洞窟はウエットとドライの2つの体系に分けられている。

専門家の調査・研究に結果、フォンニャ洞窟は自然の造化の傑作であると高く評価されている。洞内は水の洞がベトナムで最も長いだけではなく、洞窟の門、洞内の広さ、砂浜や石浜、地下湖、鍾乳石、地下川なども国内で最高とされる。

古都フェの遺跡群

位置:フォン川の両岸に位置し、非常に広大なスケールで、元の形をほとんどそのまま維持してきたことフェの遺跡群は、1993年にユネスコにより世界遺産として指定された。トォアティエン・フェ省に属するフェ市は、その昔はフースアンと呼ばれる都であった。

フェのとは西洋風の建築の絶妙の調和からなっている。都は南北の主軸に沿い、3つの区域を中心に設計された。一番外側は防御機能を持つ区域で、皇城が第二の区域、最も奥に当たるのが紫禁城である。午門、フラッグタワーなど、華麗で堂々とした建築物も数多く残っている。

テミエウ庭には、景色や産物、花、動物、人々の暮らしなど描いた大きな香炉が9つがあり、ベトナム19世紀の銅の鋳造技術と芸術を見て取ることが出来る。

郊外に点在するフェの王陵は、代々の王の思想や好み、個性をよく表している。

その他、フェには長い歴史を持つ寺院が多く、ティンム、ジェウデ、トォダム、トォイントン、タンジェンなどの寺院がそれに当たる。

フェの宮廷雅楽(Nha Nhac cung dinh Hue)

位置:ハノイから620キロ離れた古都フェの遺跡群内に属する

フェ宮廷雅楽は2003年に、世界無形・口承伝統文化遺産としてユネスコにより認定された。

大衆音楽の要素を受け継ぎ、発展させたフェ宮廷雅楽は特徴的な音調、専門化された特有の表現、独自の演出法がある。フェで流行したいくつかの種類の音楽を応用し、42の楽器で演奏される雅楽は、フェ文化を象徴するとともに宮廷文化の代表格として評価されている。

雅楽はフェ歌、宮廷舞歌、トゥオンといわれる一種の歌舞伎音楽にも影響を与え、それらの変化、発展の要因にもなった。さらに雅楽は、フェだけではなくベトナム南部まで伝わり、ベトナム音楽の新たな創造をもたらす役割も果たした。

ミーソン遺跡群

位置:ミーソン遺跡群はクアンナム省ズイスエン郡ズイフ村にあり、ダナン市から西南へ70キロ離れている。

ミーソン遺跡群は1999年にユネスコの世界文化遺産として認定された。閉ざされた谷に位置するミーソン遺跡群は、当時のアマラバティ地域を形成した初代王であるブハドレスバラ神とシバ神を奉ったところである。

当初、神殿は木材で建設されたが、火災により崩壊してしまった。7世紀に入り、神殿は。。。、石を主な材料として再建設され、サンブフ・ブハドラバラに改名された。チャム王代々神殿を修復し新たな神と塔を作り上げ、建築物と巧みな彫刻作品を含む大規模な神殿と塔の建築群とした。

正殿はリンガ・ヨニまたは、シバ神を祭ったものである。総体的に、塔は四角形に用地に建てられ、3つの部分から構成された。大丈夫な基底部はこの世の生活を表し、塔の胴部分は神の世界を象徴、最も高い部分には式典で供え物する人々、動物、植物の絵がある。

戦争や厳しい気候条件のため、ミーソンの神殿や塔は数多く崩壊してしまった。しかし、特別な価値を持つこの遺産群は1999年に世界文化遺産として指定され、ベトナムの魅力的な観光地となっている。

ホイアン旧市街(Pho co Hoi AN)

位置: ホイアン旧市街はクアンナム省ホイアン町に属し、ダナンから南へ30キロ離れている。

1999年にユネスコにより世界文化遺産として認定された。ホイアン町はトォーボン川が海に入り込むクアダイという入り江に位置している。15世紀から17世紀にかけて、ホイアンはファイフォーという名を持ち、日本やインドネシア、中国、ポルトガル、イタリアの貿易船で賑わう東南アジアの交易の中心であった。繁栄の時代、文化面でも各国との交流の足跡を残ってきた。来遠橋(日本橋)はチュアカウ(橋の寺)と呼ばれ、ホイアンのシンボルとされる。ホイアンの建築の特徴は入り口が狭い木造建築で、巧みな彫刻、瓦葺きの屋根、一階建てあるいは、2階建ての家々が軒を連ねている点である。ホイアンも独自の伝統工芸や風俗、習慣、信教、民間文化財、民謡、踊り、食文化が大切に保存されている。

現在、ホイアンでは、毎月の旧暦15日の夜には電灯が消され、親密的な光を発する蝋燭の提灯が掛けられるように鳴り、昔からの旧市街の面影を楽しむことが出来る。

テーイグェンの銅鑼文化(Van hoa Kong chieng Tay Nguyen)

位置:ザライ省プレイク町

テーイグェンの銅鑼(どら)文化は、2005年にユネスコにより世界無形・口承文化遺産として認定された。

約3000年前のべトマムの有名な銅鼓文化から根付いたテーイグェンの銅鑼文化は、特色ある芸術であるだけではなく、雄大なチュオンソン山脈に住む少数民族の人々の暮らし総括的に反映している点に価値がある。

それぞれ異なる信仰、共同体ごとの祭祀に相応しいメロディーを選び、銅鑼は勢い良く鳴らされ、人々は興奮し、あるいは落ち着き、心を突き動かす。

銅鑼は銅、金、銀、黒銅の合金で作られ、職人たちが音調を工夫してきた楽器である。テーイグエンの銅鑼文化は、地域固有の文化的要素がふんだんに含まれている。

胡朝の城 (Thanh Nha Ho – Thanh Hoa)

位置:ビンロク郡(Vinh Loc)タンホア省にある。

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は27日、ベトナム中部のタインホア省にある胡(ホー)朝時代のとりでなどを新たに世界遺産リストに加えたと発表した。ベトナムの世界遺産は7カ所となった。ベトナムの声放送(電子版)などによると、このとりでは、縦横870メートル×833メートルの大きさで、陳(チャン)朝末期の大臣、ホ・クイ・リー(胡季犛)によって1397年に建造された。別名「タイドー(西都)とりで」とも呼ばれる。とりでは近くの山岳地帯から切り出された石板によって建てられているのが特徴で、東西南北にあるアーチ状の門が美しい。周囲は北側が山、南側と西側が川に囲まれている。ホ・クイ・リーは陳朝の弱体化に乗じて、1400年に自ら政権を奪い、胡朝を立てた。しかし、陳朝の復権を求める明の大軍に侵攻され、胡朝は7年後の1407年に滅亡した。

タンロン王城は大ベトナムの独立を記念して、李朝によって11世紀に建てられました。それは7世紀をさかのぼりながら、中国の皇城のあとで組み立て られました、ハノイの紅河デルタが開墾された干拓地で。それは間断ないことのおよそ13世紀に地方の政権のセンターでした。王城の建物は、ホアンジウ18 番の遺跡に残って南に北に中国からの影響とチャンパの古代王国との間の岐路に立って独自の東南アジアの文化をより低い紅河渓谷に固有の反映。

遺産ゾォン(Giong)祭り

ゾォン祭りは国内外の研究者によりベトナム人の7千あるの祭りの中、最も特別な祭りとして評価されるばかりでなく、人類の特別な文化・信仰価値を得る。そ れで、ゾォン祭りはユネスコにより、人類の無形文化遺産として公認された。 

ゾォン祭りは数千年間に渡り存在する。

ゾォ ン伝説によると、フンヴオン(Hung Vuong)時代(紀元前1718年~1631年)に、ゾォン村(現のハノイ、ザァーラム郡、フードン町)においては、3歳の男の子は丈夫な青年になった 後、鉄の馬に乗り、北部からの侵略者と戦い、勝利を勝ち取った後、彼は空へ舞い上がった。神がかりな勝利により、村の人民たちは彼を「フードン・ティエン ヴォン<Phu Dong Thien Vuong」、ゾォン聖人と呼んだ。ゾォン聖人はベトナムの不死の4聖人(タン・ヴィエン(Tan Vien)聖人、ゾォン聖人、チュー・ドン・トゥー(Chu Dong Tu)聖人、リエウ・ハン(Lieu Hanh)聖母を含む)になる。

特別に、ゾォン聖人の貢献を記念するために、毎年、ホン(Hong)川デルタにおける多くの地域は多くのベトナム人の文化特徴がある特別な儀礼で、祭りを 開催する。2つの典型的な祭りはハノイ、ザーラム郡、フードン町のフードン神殿-ゾォン聖人が生まれた場所において開催される祭りとソック(Soc)神殿 -ゾォン聖人が空へ舞い上がった場所(ハノイ、ソック・ソン郡(Soc Son)、フー・リン(Phu Linh)町)において開催される祭りである。ゾォン祭りは昔から、存在したが、XI世紀-リー・タイ・トー王のリー王朝時代に国家の祭りとなった。王 リー・タイ・トーはフー・ドン神殿を拡張し改装させ、、ゾォン祭りを開催する規定、方式を公布した。

 

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