ファム・ビン・ミン副首相兼外務大臣の委任を受け、9月25日、駐日ベトナム大使館グェン・ツオン・ソン次席代表より夏目長門氏にベトナム国名誉領事任命決定書が渡された。任期は2017年から2020年まで、管轄地域は名古屋市を含む愛知県とされている。

任命書授与式において、ソン次席代表は名誉領事に任命することによって、ベトナムに対する夏目氏の気持ちとこれまでの努力を高く評価、称賛したことの表れであり、今後とも夏目氏が愛知県を含む中部地域とベトナムをつなぐ架け橋となり、教育、文化、投資などあらゆる分野の関係促進に寄与してくれるよう、期待を述べた。

ベトナムの気持ちに感謝を申し上げ、夏目氏はこれからも引き続き、両国の友好関係の発展に力を注ぎ、また、ベトナム国民が日本国民と同様の安全な医療サービスを受けられることを目標に、ベトナムにおける医療、介護、医薬等の分野に関する協力事業を展開する予定を明らかにした。さらに、ベトナム人留学生、研修生らを対象に、愛知県内の大学や企業へたくさんのベトナム人の若者が入学、就職できるようサポートしていく旨も述べた。

これまで25年間の間、夏目氏は、日本口唇口蓋列協会の会長として、日本の医者団と共にベトナム、特にベンチェー省において4000件以上の手術を行った。また医療施設の建設、医療器具の贈呈、経済的に困難な家庭への寄付金の贈呈などたくさんの活動に参加した。その努力を称え、2016年4月ベトナム国家主席より2級労働勲章が与えられた。